Dharma Budaya
作曲:山崎 晃男
白川静博士の「字通」によれば、容の「ウかんむりは廟屋、谷は祝詞を収める器の上に彷彿として神気があらわれる形」だそうである。
この曲は、何か不定形なものが次第に形をなしていき最後にはそれがどこかへ消え去っていく、というイメージでつくった。
器つまり壺の中に何かが生まれ、溢れだしていったのである。
作曲:濱川普紀
現実の反対は夢なのか?それとも虚空か?
はたしてそれは本当に反対なのか?
現実は夢の続きではなかろうか。
ここまでが夢でここまでが現実という境界があるのか?
そして起きているときに見る夢と寝ているときに見る夢の違いはなんなのか?
もしその答えが全てわかっているのであれば、私はこの曲を作ったりしなかっただろう。
作曲:山崎 晃男
西洋音楽に無窮動と呼ばれるものがある。一つのテーマを止むことなく繰り返す、という曲だそうだ。
「無窮花」も徐々に音数を増やしながら同じような音型を繰り返すという、かなりシンプルな構成の曲で、それを花が尽きることなくどんどん咲いていくというイメージと重ね合わせてみた。
ちなみに「無窮花(ムグンファ)」は韓国の国花で「むくげ」のことである。
作曲:濱川普紀
人間は植物とは違うので土の中から生まれてはこない。 でも我々も太陽を求めている。 ずっと横になっていた人間がよつんばいになり、 そして二足歩行を始めた。 それはまるで植物が太陽を求めてそちらの方向に伸びているようだ。 ずっと横になっている人間もいるが、 彼等も沢山の太陽の光を浴びていた。
作曲:濱川普紀
私は強くなりたい。 何を信じていても、どんな環境でも みんな祈ることはあるだろう。 私は祈りというのは一つの浄化作用だと思っている。 心も体も整然としていないとき、 不秩序なとき、浄化が必要だ。 自分の弱さを認識することが最大の強さだ。
作曲:山崎 晃男
ジャワ・ガムランの伝統的な語法に従っている部分と、それから逸脱している部分とが混然となっている曲である。また、様々な曲想がそれほどの必然性もなく展開していく。
まるで、風がその向きや強さを常に変化させていくように。
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